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レイクリフターシステム(Lake-Lyfter-System)



  水は私たち生きとし生けるものにとって「生命の源」と言われるほど大切なものです。しかし湖沼に窒素やリンなどが流れ込み、いわゆる湖沼の「富栄養化」現象が進んでいます。このため多くの湖沼で、水中にプランクトンや藻類が異常発生し、魚の生態系に大きな影響を及ぼしています。またカビ臭の発生で、水道水の異臭味障害に対する苦情が出てきます。
 
 さらに夏 季の表層と底層の水温差(水温成層)で水の上下対流が悪くなり、底層の酸欠が進み、鉄やマンガンなどが湖底から溶け出すなどの問題も起きています。
 
 このような水質の悪化に対し、最も効果的な水質浄化法とし開発されたものが、レイクリフターシステムです。
 
 レイクリフターシステムは四半世紀の歴史と200件以上の設置実績があり、各種ダム、貯水池の水質浄化、ゴルフ場、都市公園などの景観や親水環境の保全に貢献しております。安全で経済性にも優れたシステムです。当社はこれらの経験を生かし、少しでもお役に立てたらと考えております。



レイクリフターシステムとは

 レイクリフターシステムとは、湖沼で大規模な上下対流撹伴作用を発生させて底層水を押し上げ、白然浄化能力を助けて水質の浄化と改善を図るシステムです。つまり、この大規模な対流により水温成層を破壊し、底層水と酸素を多く含んだ表層水を混合させます

 これにより、特に水の上下対流が悪くなる時期(水温成層が形成されやすい夏季)、生態系の正常な活動を助け、藻類の異常発生を抑制し、異臭味の発生する原因を絶つことで、湖沼・ダム等での大きな効果が期待できます。

 また、薬剤を散布する場合にも、湖水全対に均一に攪拌混合させることができます。

 対流攪拌作用は、自然の力を最大限に生かした方法なのでとても安全です。また、シンプルな構造と強固な素材で耐久性も抜群。しかも、徹底した省力化の実現で、ランニングコストを大幅に低減させています。



   使用効果

(1)アオコ等藻類の抑制

 湖沼の富栄養化の一番の問題点は藻類の異常発生です。これが原因でカビ臭や、濾過池の目づまりなどのさまざまな障害が起きますが、レイクリフターの強力な循環作用によって藻類の異常発生を抑制します。

(2)底層水の水質改善

 レイクリフターの循環作用は、底層水の酸欠状態を解消します。それにより、鉄、マンガンなどの溶け出し、アンモニア、硫化水素などの発生を抑制します。

(3)氷結防止

 冬期に水面が凍結するような寒冷地の湖沼では、対流作用で凍結を防ぎ、取水塔の破損を防ぎます。

構造・原理

 レイクリフターの本体は、自立用ブイ・揚水筒・空気室・送気管・吸水口・チェーン・シンカー・標示ブイの各部で構成され、白立用ブイによって水中に自立しています。

 本機は、地上に設置されたコンプレッサーから送り出された空気を一定量、空気室に蓄積すると、逆サイホン作用によってできた空気弾を、空気室中央の内室管開口部から矢印のように一挙に噴出させます。

 このとき、エアリフト現象が発生し、揚水筒内の水を押し上げるとともに、下部吸水口から底層水を吸水します。揚水筒上端の開口部から放出された底層水は、周囲の水を巻き込みながら表層まで上昇し、富酸素の表層水と混合して酸素を取り入れます。

 この一連の動作を間欠的に行うことにより、水域全体にわたる大規模な対流攪拌作用が生じ、上下層の水温を均一にします。